いつかいつかと話してた
海を見に行く約束は
私一人に行かせるとあなた勝手に変えたよう
約束だった海の日は 暦に赤く丸つけて
指折り数えて待っていた 子供のように待っていた
間違い電話はおはやしかしら
後の祭ね あなたは来ない
さあ もつれた髪をとかしましょうね
海行きバスはもう出る頃よ
ふるえる肩は潮風が抱く
あなたの嘘より優しいかしら
嫌いならそう言って
私一人でほれてたの?
私、期待をしすぎたの?
会って話してみたいけど
きっと言えない言葉です
約束だった海の日は 暦に赤く丸つけた
多分あなたは他の人
乗せて走った夜の海
優しいのあなたの事だから
気の毒がって言えないだけね
サヨナラしよう
言葉無くても 感じさせてる冷たい背中
恋人ですか 聞かれるたびに
恋人ですといつも言えない
嫌いならそう言って
あなた 別れを告げない限り
私、甘えて離れないでしょう
ヘタな芝居ね 私わかるの
表情だけの笑顔はやめて
嫌いならそう言って